2009年7月27日月曜日

三河の会の症例 7月6日

1)武藤先生

症例1
11才 男児
数日前から左陰嚢の腫大と疼痛があった。
受診時には陰嚢は軽度発赤していた。左精巣は腫大、弾性硬であった。痛みは軽度である。
CRP 0.7 WBC 10300



症例2
70才 男性
大腸癌と胃癌の術後に肝腫瘤が出現した。



症例3
82才 男性
2年ほど前より両下肢の感覚障害および筋力低下し、緩徐に進行している。



2)浅井先生

9才 男児
右後頚部腫瘤


2 件のコメント:

watanabe さんのコメント...

症例1
11才 男児
数日前から左陰嚢の腫大と疼痛があった。
受診時には陰嚢は軽度発赤していた。左精巣は腫大、弾性硬であった。痛みは軽度である。
CRP 0.7 WBC 10300

急性陰嚢症
手術が施行され、精巣垂捻転であった.


症例2
70才 男性
大腸癌と胃癌の術後に肝腫瘤が出現した。

画像からガーゼオーマ(タオルオーマ?)と考えられた。


症例3
82才 男性
2年ほど前より両下肢の感覚障害および筋力低下し、緩徐に進行している。

Spinal dural AVFであった。
塞栓術を施行した。

watanabe さんのコメント...

浅井先生

9才 男児
右後頚部腫瘤


診断:石灰化上皮腫(calcifying epithelioma)、別名 毛母腫(pilomatricoma)

良性皮膚付属器腫瘍のひとつで、毛包由来と考えられている。高齢者でもみられるが、20歳以下の若年、特に小児期にもみられることが特徴であり、1:2で女性に多い。発生部位は頭頚部、上肢に多く、緩徐に発育し、1-3cm程度が多いが、5cmを越えることもある。皮膚表面性状は炎症の合併の有無により多様。 MRIT2強調像で不均一な低信号は、粉瘤と相違し、石灰化成分を反映した像と考えられる。