2009年11月23日月曜日

三河の会の症例 11月2日

1)石井先生

66歳 男性

本年9月29日より両眼での複視の訴えあり。頭痛あり。嘔気も少しあり。10/1 眼科受診。両側外転神経麻痺あり。この日のCTでは異常なし。
10/9 MRI施行。10/13 頭痛も伴っており、神経内科を紹介受診した。外来精査中であった。
10/16 午前中は寝ていたが、午後になって倦怠感があり、体が動かなくなったため、救急車を要請した。両下肢の痺れも出現した。
既往歴: 狭心症、高脂血症、高血圧。アルコール:3本/日、タバコ:20本/日




2)武藤先生

症例1 58歳 男性

現病歴:(妻から聴取)
朝、家を出るまで変わりはなかった。午後3時半頃、『電話で何を言っているか分からない、頭が変になった』と言って会社を早退した。四肢麻痺や感覚障害は明らかではなかった。
「計算が・・・計算が・・・」と繰り返し、何を問いかけても 「はい」「大丈夫です」と答える。
利き手:右 血液生化学検査に大きな異常は認められなかった。
既往歴:上室性期外収縮

左)初回、右)1週間後



症例2 58歳 男性

主訴:腹痛
現病歴:昼食にうどんをたくさん食べてから急に腹痛、嘔気、背部痛が出現し、当院救急外来を受診した。救急外来での採血およびCTにて特記所見なく、帰宅となった。ERから帰宅後も腹痛、腰痛は変わらず、9日後に再受診した。