2007年7月29日日曜日

三河の会の症例 7月2日



北瀬先生
症例 32歳男性
既往歴:特になし。
現病歴:左鼠径部痛にて受診。「左外鼠径ヘルニア(大網)」の術前診断で、手術を施行した。
手術では大網を腹腔内に戻す際に、萎縮した左精巣が一塊となってでてきた。
診断:左停留精巣に合併した外鼠径ヘルニア(大網)




小山先生
47歳 女性 腹痛
帝王切開の既往ありのイレウス。回腸に単純CTで吸収値の高い腫瘤あり。造影後は中心部に造影不良域を認めます。
診断:回腸の内膜症性嚢胞(嚢胞状内膜症)による閉塞性イレウス




小山先生
55歳 女性 左下腹部痛
T2強調像高信号の左卵巣の充実性腫瘤で、造影CTで中心部に結節状の造影域が認められます。
診断:左卵巣海綿状血管腫