2010年3月23日火曜日

三河の会の症例 3月1日

1)武藤先生

症例 77歳男性
主訴:物忘れ
現病歴:一週間程前に立ちくらみがあった。昨日より突然の記銘力低下があり、救急外来を受診した。診察のみで帰宅。翌日神経内科受診。
既往歴:肥大型心筋症、高血圧
神経学的所見:四肢麻痺等の神経学的所見なし。HDS-Rは答えが出てこず途中で終了。





2)渡辺

症例 79才女性
主訴:意識障害
浴室で倒れていた。救急隊接触時はJCS 3-300 徐々に改善し会話が可能となる。見当識障害なし。MRI撮影中に急変しレベルIII-300となる。血圧 90/40 HR 40-50 左共同偏視を呈する。
翌日には再び回復してきたが、高次脳機能障害は残存。これも数日で回復した。3週間ほどで退院となる。後遺症なし。

1 件のコメント:

watanabe さんのコメント...

症例1 77歳男性
主訴:物忘れ
現病歴:一週間程前に立ちくらみがあった。昨日より突然の記銘力低下があり、救急外来を受診した。診察のみで帰宅。翌日神経内科受診。
既往歴:肥大型心筋症、高血圧
神経学的所見:四肢麻痺等の神経学的所見なし。HDS-Rは答えが出てこず途中で終了。

硬膜動静脈瘻が認められた。左)Sigmoid sinus Dural AVF
塞栓術を行い、fistulaは消失した。

症例2 79才女性
主訴:意識障害
浴室で倒れていた。救急隊接触時はJCS 3-300 徐々に改善し会話が可能となる。見当識障害なし。MRI撮影中に急変しレベルIII-300となる。血圧 90/40 HR 40-50 左共同偏視を呈する。
翌日には再び回復してきたが、高次脳機能障害は残存。これも数日で回復した。3週間ほどで退院となる。後遺症なし。

総頸動脈解離 偽腔は血栓閉塞し真腔が再開通した。総頸動脈のみに限局して発症する解離は稀である。