2008年9月23日火曜日

三河の会の症例 9月1日

1)森先生

左)側脳室三角部に嚢胞性病変が認められる。


脈絡叢嚢胞

大きさは20mm以下である。CTでは嚢胞壁は同定できない。石灰化(多くは圧排された脈絡叢)が認められる。
MRIではT1強調像で髄液より軽度高信号、T2強調像では高信号を示す。FLAIRではわずか~やや高信号のことが多い。DWIではで2/3は高信号である。造影で壁が信号増強を受ける。
髄膜腫、脳室内嚢虫症、脳室炎、上衣嚢胞、脈絡叢の過形成などが鑑別となる。


2)渡辺

71才 男性、スクリーニングでMRAを施行した。
persistent primitive trigeminal arteryの所見を認める。



6才 男児 頭頂部腫瘤で精査を行った。
病理:epidermoid

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