2008年6月8日日曜日

三河の会の症例 6月2日

1)森先生

41歳女性 左乳房腫瘤触知

既往歴・家族歴は特になし。
NCC-ST-439 2.5以下
BCA225 128(いずれも正常範囲内)






2)佐竹先生

症例1 20代男性 バイク自損事故後 上腹部痛




症例2 70代男性 イレウス疑い




3)小林先生

71才女性

3時間前から前胸部絞扼感があり、受診した。
ECGにて洞不全を指摘された。
CTにて縦隔から右房にかけて腫瘤を認めた。
可溶性IL-2レセプター;1450 と高値であった。




4)渡辺

2M 発育遅延 心室中隔欠損症 発育遅延、頭蓋変形が認められる。




7M 施設でフォロー中 小人症あり、GH治療中

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watanabe さんのコメント...

1)森先生

41歳女性 左乳房腫瘤触知

既往歴・家族歴は特になし。
NCC-ST-439 2.5以下
BCA225 128(いずれも正常範囲内)

画像所見

MMG:背景乳腺は不均一高濃度。Lt. middle(border) outerにlobular circumscribed high density massをみとめる。石灰化は認めない。カテゴリー分類3。

Dynamic:左C領域に32x20mm大の境界明瞭な分葉形腫瘤を認める。線維構造と思われる造影効果不良な隔壁にていくつかの領域に分けられる。各々のコンポートメント内の信号は比較的均一。造影効果は早期相である程度造影され、後期相に従って次第に増強している。(BI-RADSでいうところのlobular smooth mass with dark(nonenhancing) internal septation, medium persistent kinetic pattern)

T2WIFS:Dynamicにて指摘された隔壁様構造が低信号ではっきりと描出されている。内部信号値は高信号で均一、変性は指摘できない。

echo:2cm大と1cm大の境界明瞭な腫瘤を認める。内部低エコー。縦横比大。

診断:phyllodes tumor


2)佐竹先生

症例1 20代男性 バイク自損事故後 上腹部痛
診断:胃破裂、脾破裂

症例2 70代男性 イレウス疑い
診断:急性偽性腸閉塞症(Ogilvie症候群)


3)小林先生

71才女性

3時間前から前胸部絞扼感があり、受診した。
ECGにて洞不全を指摘された。
CTにて縦隔から右房にかけて腫瘤を認めた。
可溶性IL-2レセプター;1450 と高値であった。

右鎖骨上窩リンパ節の生検にてML(DLBCL)と診断された。


4)渡辺

2M 発育遅延 心室中隔欠損症 発育遅延、頭蓋変形が認められる。
診断:頭蓋早期癒合

7M 施設でフォロー中 小人症あり、GH治療中
診断:achondroplasia