2010年5月25日火曜日

三河の会の症例 5月10日

1)加藤先生

46才 男性
主訴:敗血症
現病歴:腹膜透析中




2)石井先生

72歳 男性
現病歴:1週間前から左下腹部に鈍痛があった。食欲低下あり。下痢はない。
臨床所見:左下腹部に圧痛が認められた。
血液生化学的検査:WBC11800(好中球91%)、CRP3.7 その他、異常なし。




3)武藤先生

症例1
64歳 男性
長引く腰痛にて他院よりMRIの依頼があり検査を行った。




症例2
70歳男性
現病歴:2009年4月上旬より腹痛があった。近医を受診し血液検査を施行したが異常なく経過観察となっていた。その後、近

医で大量の腹水を認めたため当院を紹介受診となった。
既往歴:虫垂炎にて手術を施行されている。WBC6500 CRP10 各種腫瘍マーカーは陰性。

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watanabe さんのコメント...

1)加藤先生

46才 男性
主訴:敗血症
現病歴:腹膜透析中

Edwardsiella tardaを起因菌とするガス壊疽
鯖の刺身を摂取後であった。その後緑膿菌からの肺炎にて死亡される。
Edwardsiella tardaは蛇などの爬虫類の腸内常在菌(他に魚類、両性類など)で、人への感染はごく稀。日和見感染症としてみられ、消化管以外の感染症では致死率20~30%と高い。


2)石井先生

72歳 男性
現病歴:1週間前から左下腹部に鈍痛あった。食欲低下あり。下痢はない。
臨床所見:左下腹部に圧痛が認められた。
血液生化学的検査:WBC11800(好中球91%)、CRP3.7 その他、異常なし。

緊急手術が施行され、横行結腸左側寄りから魚骨の穿孔があり、周囲に炎症をきたしていた。
10日前にタチウオを食べたとのこと。


3)武藤先生

症例1
64歳 男性
長引く腰痛にて他院よりMRIの依頼があり検査を行った。

終糸線維脂肪腫

症例2
70歳男性
現病歴:2009年4月上旬より腹痛があった。近医を受診し血液検査を施行したが異常なく経過観察となっていた。その後、近

医で大量の腹水を認めたため当院を紹介受診となった。
既往歴:虫垂炎にて手術を施行されている。WBC6500 CRP10 各種腫瘍マーカーは陰性。

結核性腹膜炎