1)浅井先生40才台後半 男性1週間高熱が続き、開業医から紹介された。全身倦怠感、後頚部痛が軽度ある。発症から9日のMRI: FLAIRで脳梁膨大正中に楕円状軽度高信号域あり。白質にもわずかに小高信号散在。DWIでは強い高信号。造影では増強なし。脳溝の血管像はやや顕性化。24日;直腸膀胱障害、尿崩症あり。26日;上記高信号は消失。32日;対症的対応で、軽快。退院。診断一過性脳梁膨大部病変 Transient callosal splenium lesion東京レントゲンカンファに出た同様の症例http://www.jcr.or.jp/trc/294/s2/s2_3.html一過性脳梁膨大部病変・脳梁膨大部正中に生じる病変であり、T2WIおよびFLAIRで境界明瞭な卵円形の淡い高信号を示す。拡散強調画像では強い高信号を示し、ADC (apparent diffusion coefficiency)は低下。・明らかな神経症状は伴わず、数日〜数週ほどで消失する予後良好な病変である。*本例はてんかんの既往、薬剤処方歴はない。ウイルス性髄膜炎、脳炎に合併した病変と考えられる。2)小林先生58才 女性 相談症例です。無症状。既往歴、家族歴は特記すべきことなし。胸部Xp異常影の精査で施行したCTで多発骨病変あり。椎体、肋骨、腸骨、大腿骨などにあります。→ おそらくmeta.でしょうとのご意見を頂きました。 CT上は原発巣らしきものは不明です。3)小林先生50才 男性胸焼けがありGIF施行したところ、胃SMTが疑われた。EUSで4層由来の腫瘍を疑う。CT上、胃背側に接するmassあり。25才時に交通事故にて脾摘をしている。肝コロイドシンチ、MRIリゾビスト造影にてsplenosisと診断した。4)佐竹先生30代女性 頭部CTの際偶然指摘された。眼窩内腫瘤。眼窩内海綿状血管腫(T1,T2強調像、造影早期相、後期相)5)佐竹先生80代女性 S状結腸の手術歴あり。間膜に穴があり、卵管が巻き付いて絞扼していたそうです。絞扼性イレウス(単純・造影)6)佐竹先生20代女性肺吸虫(好酸球が45%)
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1)浅井先生
40才台後半 男性
1週間高熱が続き、開業医から紹介された。全身倦怠感、後頚部痛が軽度ある。
発症から9日のMRI: FLAIRで脳梁膨大正中に楕円状軽度高信号域あり。白質にもわずかに小高信号散在。DWIでは強い高信号。造影では増強なし。脳溝の血管像はやや顕性化。
24日;直腸膀胱障害、尿崩症あり。
26日;上記高信号は消失。
32日;対症的対応で、軽快。退院。
診断
一過性脳梁膨大部病変 Transient callosal splenium lesion
東京レントゲンカンファに出た同様の症例
http://www.jcr.or.jp/trc/294/s2/s2_3.html
一過性脳梁膨大部病変
・脳梁膨大部正中に生じる病変であり、T2WIおよびFLAIRで境界明瞭な卵円形の淡い高信号を示す。拡散強調画像では強い高信号を示し、ADC (apparent diffusion coefficiency)は低下。
・明らかな神経症状は伴わず、数日〜数週ほどで消失する予後良好な病変である。
*本例はてんかんの既往、薬剤処方歴はない。
ウイルス性髄膜炎、脳炎に合併した病変と考えられる。
2)小林先生
58才 女性
相談症例です。無症状。既往歴、家族歴は特記すべきことなし。
胸部Xp異常影の精査で施行したCTで多発骨病変あり。椎体、肋骨、腸骨、大腿骨などにあります。
→ おそらくmeta.でしょうとのご意見を頂きました。 CT上は原発巣らしきものは不明です。
3)小林先生
50才 男性
胸焼けがありGIF施行したところ、胃SMTが疑われた。
EUSで4層由来の腫瘍を疑う。CT上、胃背側に接するmassあり。
25才時に交通事故にて脾摘をしている。
肝コロイドシンチ、MRIリゾビスト造影にてsplenosisと診断した。
4)佐竹先生
30代女性
頭部CTの際偶然指摘された。眼窩内腫瘤。
眼窩内海綿状血管腫(T1,T2強調像、造影早期相、後期相)
5)佐竹先生
80代女性
S状結腸の手術歴あり。
間膜に穴があり、卵管が巻き付いて絞扼していたそうです。絞扼性イレウス(単純・造影)
6)佐竹先生
20代女性
肺吸虫(好酸球が45%)
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