2008年2月11日月曜日

三河の会の症例 2月4日

1) 浅井先生
40才台後半 男性
1週間高熱が続き、開業医から紹介された。全身倦怠感、後頚部痛が軽度ある。



2) 小林先生
58才 女性 
相談症例です。無症状。既往歴、家族歴は特記すべきことなし。



3)小林先生
50才 男性
胸焼けがありGIF施行したところ、胃SMTが疑われた。



4)佐竹先生
30代 女性 
頭部CTの際偶然指摘された。眼窩内腫瘤。



5)佐竹先生
80代 女性 
S状結腸の手術歴あり。



6)佐竹先生
20代 女性

1 件のコメント:

watanabe さんのコメント...

1)浅井先生
40才台後半 男性
1週間高熱が続き、開業医から紹介された。全身倦怠感、後頚部痛が軽度ある。

発症から9日のMRI: FLAIRで脳梁膨大正中に楕円状軽度高信号域あり。白質にもわずかに小高信号散在。DWIでは強い高信号。造影では増強なし。脳溝の血管像はやや顕性化。
24日;直腸膀胱障害、尿崩症あり。
26日;上記高信号は消失。
32日;対症的対応で、軽快。退院。
診断
一過性脳梁膨大部病変 Transient callosal splenium lesion
東京レントゲンカンファに出た同様の症例
http://www.jcr.or.jp/trc/294/s2/s2_3.html
一過性脳梁膨大部病変
・脳梁膨大部正中に生じる病変であり、T2WIおよびFLAIRで境界明瞭な卵円形の淡い高信号を示す。拡散強調画像では強い高信号を示し、ADC (apparent diffusion coefficiency)は低下。
・明らかな神経症状は伴わず、数日〜数週ほどで消失する予後良好な病変である。

*本例はてんかんの既往、薬剤処方歴はない。
ウイルス性髄膜炎、脳炎に合併した病変と考えられる。

2)小林先生
58才 女性 
相談症例です。無症状。既往歴、家族歴は特記すべきことなし。

胸部Xp異常影の精査で施行したCTで多発骨病変あり。椎体、肋骨、腸骨、大腿骨などにあります。
→ おそらくmeta.でしょうとのご意見を頂きました。 CT上は原発巣らしきものは不明です。

3)小林先生
50才 男性
胸焼けがありGIF施行したところ、胃SMTが疑われた。

EUSで4層由来の腫瘍を疑う。CT上、胃背側に接するmassあり。
25才時に交通事故にて脾摘をしている。
肝コロイドシンチ、MRIリゾビスト造影にてsplenosisと診断した。

4)佐竹先生
30代女性 
頭部CTの際偶然指摘された。眼窩内腫瘤。

眼窩内海綿状血管腫(T1,T2強調像、造影早期相、後期相)

5)佐竹先生
80代女性 
S状結腸の手術歴あり。

間膜に穴があり、卵管が巻き付いて絞扼していたそうです。絞扼性イレウス(単純・造影)

6)佐竹先生
20代女性

肺吸虫(好酸球が45%)